サッカー女子W杯

  • 2015-07-26 ( Sun ) 07:48
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少し感じたことを。

まずはお疲れ様でした。

正直、イングランドには負けると思っていた。スピード、パワーが違いすぎてるような。
でも、あのアディショナルタイムでも視野の広い長いパスと長距離を駆け上がっての正確なセンタリング、トップスピードで受ける体勢をそれぞれが採れたのが勝ちにつながったように思う。

今回感じたのは、米国、ドイツ、フランスについては、基本技術(正確に長いパスができる、トラップできる)・スピード・フォーメーション・最後まで走る力、瞬発力どれをとっても抜きん出ていて、日本はなんとか基本技術で追いついていた程度だったように思う。

もちろん、それがかなり世界を2分する力の分岐点になっている。世界の上位10チーム以外となると、やはり簡単なパスでミスが起きたり、トラップができなかったりということで、国内にプロリーグがない国ではやはり難しいと感じた。日本はもちろん上位側に分類される。

男子に比べて競技環境が悪く、アルバイトで生活している選手も多い。有吉選手はフットサル競技場で仕事をしている。それでも掴んだチャンスを活かして最優秀選手候補8人の中に入った。

その分、男子よりも社会とのつながりのある発言が目立ったように思う。
男子は発想や発言がメディアや電通などの広告代理店に操られたつまらないものばかりだ。
やたらとテンションの高い選手、実況、解説などばかりで、見てる側としてもサッカーを愉しむ余裕がない。

今日ドルトムントと川崎の試合があった。結果は6対0で完敗だ。最後の20分ほど見たのだが、トラップやパスといった基本技術はメンバーがほぼ全員変わった後半もブレがなかった。狙いもはっきりしていて、中盤から前線までは2,3度のパス交換で攻め上がっている。ポジショニングや動き出しが全てデザインされているかのようだ。連動して動くというよりは、どの意図をもったプレーかが中盤の底あたりから前線まで、必要最小限のオプションを用意して一気に遂行する感じに思われた。一瞬のうちに各プレーヤーの頭の中に最初からゴールまでのイメージが選択肢も含めて共有されているように思う。普段のポジショニングも全てデザインされていて、その理由も現在とのズレも、すぐ変化すべき位置も共有されている。
った以上にヨーロッパのサッカーと日本のサッカーは遠いし、その差は広がりつつあるように思う。

ドルトムントは昨日来日して今日試合、明日移動で、明後日マレーシアで試合という日程だ。
選手も前後半変えてきて、シーズン前の仕上げの練習試合といったところ。

男子サッカーの解説でも気になることがある。
日本ではデフェンスの裏をとるとか、ボールを受ける、あるいはスペースを空けるための動き出しとかがよく解説でも出てくるが、チーム全体というよりボール周辺の2,3人の個人的な思いつきのようなお互い意思疎通できてない動きが多い。それでも、よくやってるという解説ばかりだ。
誰かが、それに気づいて「スルーパス」を出すのがサッカーだというイメージ付けである。
後は決定力のあるフォワードが必要だというのも何度も聞いた。細かくパスを回している内にマークが外れたフォワードに絶妙のスルーパスがでて、それを体勢を崩しながらも決めきるというのが基本的なアイデアのように見える。

上手く行かなければ、個人で突破ができるドリブルのうまい選手が必要だという。

プレーのデザインと言ってもせいぜいサイドからセンタリングを上げるぐらいで、能力の高いチームなら、すぐ誰をマークすれば良いかわかってしまうだろう。

女子のサッカーはスピード、パワー、爆発力などプレーの質が男子にはかなわないので、面白みにかけるきらいがある。しかし、なでしこは完成度は低いながらもデザインされたプレー、それぞれがゴールへ向かうプレーの意図を理解しながらやっているといった点では、もっと大いに評価されていいだろうと思う。

世界トップレベルを維持しながらも男子ほどには注目されず、アルバイトしながら社会人としても生活している選手も多い。

サッカーで世界を狙うなら、トップチームと互角の力を付けることは論をまたないというのは誰でも同意できるだろう。問題はトップチームとの差は何かを現実の問題としてサッカー文化の中に見る側もする側もイメージできる力に違いない。

それを示してくれているのが、なでしこのよいところだと思う。

なでしこは地域にでて、サッカーの面白いところを伝える活動をもっとしたらよいと思う。
例えば、参加費1000円程度の講演会などどうだろうか。気軽に参加してもらって、サッカーのどこをみていけばよいかを伝え続けるのはどうだろうか。テンションアゲアゲなテレビの見方ではナショナリズムはくすぐられてもサッカーを見る目は養えそうもない。文化として広げるには、有名プレーヤーではなく、サッカー伝道師として地道な活動があれば、きっとサッカーをもっと理解したいという人達が集まってくるに違いない。

Mixiの人達の間に、そういう企画をたてて選手をサポートする人達がでてくれば面白いなと思う。

例えば、この記事を書いたのはこんな人

タグ:女子サッカー ポジショニング サッカー センタリング ドルトムント フォワード

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