七瀬…

  • 2015-07-14 ( Tue ) 04:50
  • 投稿者:
  • 表示回数
    244
例のホタルの本は噛みしめるようにゆっくりと読んでいる。だからって、そのことばかり考えてるわけじゃない。
だが、やはり魂が深い部分で呼応しているのだろうか?実際読んだのは大津城に引き返すところまでだが、実際の籠城戦の夢を見た。
高次様の側近というか参謀として籠城戦の指揮を取りながら高次様にアドバイスして、末次元康、立花宗茂を撃退してしまったw
イメージとしては長篠城の戦いと同じ、あそこが手薄だから、あそこに兵力を、そこから反撃、大筒をうて、と、兵隊を出したり引っ込めたりしながら
伸縮自在にやって守り切ったwこの時代、電話はないのだが、夢の中では電話があったようだ。宗茂の顔なども別に見てないが、あっちに移動しないとまずいと引き上げていったぞw
戦いに勝つ夢と見ても良いだろう。

【戦いに勝つ夢の夢占い】
戦いに勝つ夢は、困難や不安に打ち勝ち乗り越えること暗示しています

だといいがね。そういえば、実際の史実の方ではそれどころではなかったかもしれないが、気になる事実がいくつかある。
この時期の京極家の筆頭家老に黒田伊予という人がいる。名前すら詳らかじゃないが、この黒田伊予と尼子某というのがいる。
尼子については尼子経久の家が有名だが、アレも京極家の出雲守護から分離した分家であり、黒田はご存知如水の家だ。
如水の家は確かに近江源氏佐々木支流京極家の分家と名乗っている家系図もあるのだが、自ずからそれは可能性0ではないのだ。
尼子は100%だが、黒田は怪しい。ただ、確かに織田信長が京極家を傘下に入れた時に家系図や家臣団のリストを見るとこれらの家がいる。
京極家の人たちには尼子という名前に特別な思い入れでもあったのか?近江にも確かにいるのだ。それが面白い。
そもそも高次様はそれぞれに命令にない行動をやって、高野山に行って、むしろ激賞されているという不思議な関が原だったようだ。面白い人物だ。

それよりも、イブニングという漫画雑誌でこの間まで将太の寿司2とK2の2つの作品を読んでいた。将太の寿司2が終わってしまったんだよ。
だけど、K2も前作の最初からずっと読んでいる作品なので、大事に読んでいる。詳細は省くが、七瀬という名前の女性に劇画だと縁が深いようだ。
前の主人公と結ばれない七瀬さんは描かれていない前作と今作の間に交通事故で下半身不随、しかも、主人公はなくなり、結局結ばれずに
その息子扱いのクローンが大きくなって訪ねてくる。これは…生き地獄なのだが…。いや、七瀬さんの場合これが幸せなのかな?分からないが…。
今後が気になる部分ではある。新しいKがどんな医者になるのか…気になるのさ。
そして、もう一人の七瀬、これはうん。むしろ、制作会社が心配だ、2は一応完結してるし。ちなみに、前者の七瀬は苗字が七瀬、後者の七瀬は名前が七瀬。

1つ目、タイミングの問題はあるが、両方出るか。まずは第一弾が今週届いてこれで普及させられればいいが…。
第二弾は無敵の仕組みになるだろうがね。それよりもじゃあ目先さ。やってみるとしよう。
アレと出かけたくはないが、これは行って動かしたほうが絶対にいいだろうし。遠いけどwその連絡をするよ。
と、何でいないのさ。それはごさんだからしょうがないので、他のところに連絡するw
2つ目、あくまでとっかかりだから、案件がほしいw
3つ目、ここまで来ると新曲を作るぐらいしかネタもないからなぁ。日程だけはつぶやいているので暇な人見に来てくださいw

昨日のアレは結局だが、まろについて私は関係ないじゃないかwオス猫が全て悪い。
で、ず様は朝早すぎ。写真とれないから本当に7時に来てくれ。だって、5時半は…。
たぶん、あのことが影響を与えているのだろうが、それにしてもな…。だって、昼間だって来るし。
じゃあ、最初から普通の朝と昼間にきてくれればいいのだw

例えば、この記事を書いたのはこんな人

タグ: 七瀬 尼子 末次元康 黒田伊予 将太

  • 記事を友だちにメール
  • 印刷用ページ

ホタルの日々

  • 2015-07-14 ( Tue ) 04:20
  • 投稿者:
  • 表示回数
    117
今の家の屋根の上を仰ぎ見て、呼びかけると屋根のてっぺんにいたず様が駆け下りて駆け寄ってくる。
近づいてきてパタパタ動いてくれていて、スリスリしてくれるから、嬉しくなったのだが、うちの母親が何故かいて、
うちの母親の方によりもっと親近感丸出しにしているから、ちょっと嫉妬していたら、とっくに死んだきれいなトラ猫がいたんだが、
それがいきなりバーっと現れて、ず様に体当りして噛み付くwその後もしばらく4人で外にいたというのが第一幕。
次がよく思い出せないのだが、電車にのるんだよな。次が川口というアナウンスを聞いて、これは逆に乗ってない?と思って、元に戻った。
すると電車の中で徳川家康が現れた。博打をしようと言われたようなことになったが、博打はしなかったと思う。
ただ、家康がガンガンお金を寄越してきた。古いお金だが、両の一歩手前の二朱銀?みたいなのをたくさんくれた。
こんなもの判別できないよ。どうしようかな?という夢だった。
しかし、これは困るな。昨日もそうだったが、自然に目が覚めてしまうな。猫の時と家康の時のあいだに目がさめたので、トイレに行ったりするが、
結局11時ぐらいには自然に目が覚めてしまうではないかw普段から眠くならないならば一番いいがな。ただ、歯の調子が良くなって色々気持ちいい。
それだけ僥倖。これでいきなりモテ始めたり、運気が上がり始めたりしたら嬉しいが、歯の重要性をすごく感じた。

とまぁ、掲題の件、やっとこさこの本をかえた。また、PHPは復刊してくれたのだな。
関が原における大津城攻防戦。そこにフォーカスした京極高次様主人公の作品だが、これはいい。
ただ、あまりにも情けない描かれ方を序盤高次様はしているが、彼は優秀だろうw織田信長のもとで人質だった。
人質の中で二番目に厚遇されていたのが高次様だ。一番目は蒲生氏郷。信長様のもとでかなり色々従軍してしっかりやっていたし。
姉のこともあり、場所的な問題で明智光秀につかないといけなかったのは誤算だが、その姉も身をとして家の再建をした。
武力がないかといえばそうでもない。籠城戦とはいえ、毛利元康、誰よりも立花宗茂が攻め込んできてこの人数で守り切って、
あの立花宗茂を本戦におくらせなかったのが最大の状況。というか、アレで立花宗茂が間に合っていたら、勝敗逆転してたw
家康に対する印象はともかく東軍勝利においては先祖のひとりとして誇りをもてると思うよ。
多分この本はずっと手元においておいて何度も読むことになると思うさw今の私はこの籠城の時だと思うべきか…。

蠍座 2015/5/25-5/31の空模様。

かつて否定的に捉えていたことを「再評価」することになるかもしれません。
自分の内なる弱さとか、過去の失敗などを新しい目で見つめなおし、取り込むことができるかもしれません。
負けのように思えた場面で実は、飛躍的な成長を遂げている場合もあります。
今週貴方は、何段階かステップを跳び越すような大きな変容を経験するのではないかと思います。

一つだけ心あたりがある内容はないでもない。やろうとしていることではあるがな。
どうなるか。

まず1つ目は明日あの内容を見てみないとダメだな。で、返事を見てみないと。
後準備もしておくか。ただ、今週末のアレの阻害されていることが気になる。
これも一気に大逆転したら、阻害どころじゃない。そこまで早めに持っていかないと。
マルチはバージョン1、2もほしいが。で、上の件ね。あけすけに多少さらけ出しているのが今の入り口ではいいが。
実際に現場に乗り込んでってどうなるかだ。その道中が不安ではあるしなw
2つ目、今連絡しちまえw
3つ目、今日は大したことはしていない。

やはりあのことがあるのか。来たのが夜だったよ。
だから、写真もこんな感じだったし、会話があまりできなかったが、食欲はあって何よりだ。
アレが心配なのは私も同じだよ、ず様。おばあさんは元気だったし、まろも来るからいいが…。
こんなものでは…。お寺とはうまく邂逅できないかな?

例えば、この記事を書いたのはこんな人

タグ: 立花宗茂 家康 籠城 博打 蒲生氏郷

  • 記事を友だちにメール
  • 印刷用ページ

続・猫じゃ猫じゃと食っちゃいま すが

  • 2015-07-13 ( Mon ) 09:20
  • 投稿者:
  • 表示回数
    125
 中島敦の未完の習作『D市七月叙景(一)』(ちくま文庫版中島敦全集 第一巻所収)を読んでいたら、支那の大連界隈を舞台にしたこの小説の中で、猫をさばいて食肉にする場面が出てきて、おおっ、と思う。
 
 興味深かったのでその場面を全文引用。

 二人のすぐ前に見える料理場では、今、俎板の上に殺された計りの猫の死骸が乗って居た。(猫と雖も此の界隈では珍重すべき食糧であった)
 料理人は先ず猫の頸のあたりの動脈を切開いた。血が勢いよく迸り出た。それから彼は、その血だらけの猫の腹を巧妙な手つきで揉み初めた。そして一とおり血を側の桶の中に絞り出して了うと、今度は廚刀の先端を猫の下顎に入れて、それをグーッと腹部から尻尾まで切り下げて、肉片のついた尾骨を叩き斬り、かえす刀で、皮と肉との間を二三度器用な廚刀を入れるともう、カバカバの皮と真っ赤な肉片とに分れて了った。それから四肢の関節を外し、胸壁の中に指を入れて、肺臓をえぐり出して、腸と一緒に、それを桶の中に投げ込んでから、水で一洗いすると、既に立派な食用肉が出来上がって居るのであった。

 もっともこのエピソードの登場人物は、その光景を眺めながら酒を飲んでいるだけで、後でこの猫肉をめぐるひと騒動なんかもあるんだけどその肉を食べる場面はなく、この肉がどのように料理されどんな味がするのかまでは書かれていないのだが、ここまで詳細に描写しているということは、中島敦は猫が捌かれる場面を見たことがあるか、猫肉の捌き方について詳しく書かれた資料を読んでいたかということなのだろうか。
 この習作が発表されたのは昭和五年で、年譜を見たら、それ以前に父の仕事の関係で朝鮮に住んでいたことがあるらしいが、朝鮮でも猫は食べられていたのだろうか。もっともウィキの「猫食文化」の項には、「朝鮮に猫食文化はなかったが、茹で肉から神経痛や関節炎に効く強壮剤がつくられた」とあるのだが、朝鮮にだって中華料理を出している支那人くらいはいただろうし、そうでなくても漢学の家系で生まれ育った人だから、漢文資料には幼いころから馴染んではいただろうし。

 ついこの前、佐藤垢石のエッセイに猫肉の話を見つけて驚いたばかりだというのに()、一度ぶつかるといろんな情報が引っかかってくるものだなあ。

 それはそうと、この全集の第一巻には中島敦の歌稿なんかも収録されていて、読んでいたら中島敦が「ポパイ」(あの漫画のやつね)について歌っている歌があってちょっと笑った。
 これも面白いので全部引用。※( )内は本文に振ってある振り仮名

    菠薐草(スピネッヂ)の歌
 早口のポパイが渋き濁声(だみごえ)を土曜の午後に聞けば楽しき
 老水夫ポパイが躍るシュトラウスのワルツ阿修羅(あしゅら)の如くなりけり
 ジャングルにポパイが象の鼻をつかみ麻幹(をがら)の如く振り廻しけり
 打ちのめされてやをら取出す菠薐草俄然ポパイは力充ち満つ
 スクリィンの漫画消えつゝ響くなる“I am Popye,the
sailor-man”(アイ・アム・ポパイ・ザ・セイラア・マン)
 

 うーん、高校では『山月記』教えるついでにこういうのも教えれば、生徒もずっと文学に興味を持つようになるんじゃないかと思うんだが(笑)

 おまけの一行知識:
 中島敦は『宝島』や『ジキルとハイド』で有名なロバート・ルイス・スティーヴンソンを主人公にした小説も書いているが、そのスティーブンソンは吉田松陰の伝記を書いている。

例えば、この記事を書いたのはこんな人

タグ: 中島敦 the sailor-man スピネッヂ スクリィン i am popye

  • 記事を友だちにメール
  • 印刷用ページ

4月の読書メーター

  • 2015-07-09 ( Thu ) 18:35
  • 投稿者:
  • 表示回数
    201
今月は子供用の本ばかり。スランプが続いている。

中村文則は掏摸を含めて大きなテーマを見つけたのだろう。元々個性の強い本が多かったが、今回の王国は女性が主人公だからか比較的読みやすかった。ただうっかりこれを初めて読んでしまうと意味があまりわからなそうだ。

エルマーシリーズは幼稚園の頃から大好きな本だ。私の行っていた幼稚園には図書室があってかなり借り出した記憶がある。さおたんに読んでほしい本の一つだったので、さおたんが気に入ってくれたようで嬉しい。

侍女の物語は長い感想を書きたいなあと思っていたけど時期を逃してしまった。これ毎回読み返すたびに印象が違うんだよね。今回は司令官の書き方が見事だなあと思ったのと、恋人にすがったら細かい判断ができなくなる主人公の描写が今まで見落としていたのだけれどおお!既視感だったのが新たな発見だ。たぶん侍女については話し出すと1日中かかる。

血と骨は久々の再読だった。文章的には決して美しくはないし硬さが目立つのだが、その荒さが読み始めると釘付けにさせるパワーの一端を担っているのか。朝鮮嫌いな人にはあんまり読んでほしくないね。自分のルーツを理解してよいも悪いもない、圧倒的な力を描いている作品だ。今回はお葬式があったりして家族や親戚と濃く接していたので息苦しいほどだった。

5月はもう少しいろいろと読んでいきたい。

---------
2015年4月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3611ページ
ナイス数:206ナイス

■恐竜の谷の大冒険 (マジック・ツリーハウス (1))
子供用の本は好きだけど、これは大人には物足りない。一巻だけだと物語を楽しめないのかな?または訳が悪いのか。まんが日本の歴史的に読めばいいのかね。
読了日:4月25日 著者:メアリー・ポープオズボーン

■エルマーと16ぴきのりゅう (世界傑作童話シリーズ)
たくさんのりゅうが楽しかったのと、きんぎょ草ってなんだろうとかごびごび砂漠とか記憶にあったなあ。りゅうたちを助けてめでたしめでたしかと思いきやそこから電車で帰るところがすごい!とこども心に思ったなあ。
読了日:4月25日 著者:ルース・スタイルス・ガネット

■エルマーとりゅう (世界傑作童話シリーズ)
第二巻。しりたがり病を読んで、こんな病気が出てくる本はすごいなあーと思ったことがものすごく記憶に残っている。いまだにしりたがり病は日常で使ってたからな。あと食べ物や表紙の色をよく覚えている。挿絵がカラーじゃなくてどうしてかなって思ったなあ。
読了日:4月25日 著者:ルース・スタイルス・ガネット

■エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)
何度も読み返した本。三十年ぶりくらいに再読。表紙のライオン、ももいろの棒つきキャンディー、こわいイノシンとかものすごくおぼえていた。初読当時、キャンディーにあこがれ、少年が一人で家を脱出するのに心配し、みかんをなんじゅっこも食べるのにあきれ、どうぶつ島がこどもの本のわりにバイオレンスなのに感心した。それと一冊終わるのにエルマーがまだ家に帰らないとことか新鮮だったなあ。ひらがなの多い翻訳口調が安心で大好き!
読了日:4月25日 著者:ルース・スタイルス・ガネット

■侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)
アメリカでクーデターが起きて急進的キリスト教原理主義が支配する世界。汚染による出生率の低下に女性は子供を産むために管理される。読み返しすぎて表紙がとれた。心の動きの細やかさ、道具だても文章も見事で読み返す度に新しい感情がわいてくる。女性を主婦に、家政婦に、出産機械に、公にできない立場に、そして管理者である「小母」に置く。そして女性を分類し抑圧し支配することで、男性もまた強くあること、子をなすこと、体面を保つことを期待され、性を楽しむこと、抵抗することを奪われる。ちょっと男性いい気味。
読了日:4月18日
著者:マーガレットアトウッド,MargaretAtwood

■王国 (河出文庫 な)
木崎がより曖昧に描かれているのは悪はどこにでも漂っているからなのだろうか。悪はそもそも悪なのか、はかなり取り上げられるテーマなのだが、ユリカが生き抜くことで月、子宮のイメージも相まって神話性を増している。あっという間に読み終える短さだがこの短さが効いている。盛り上がりたい人にはすすめられないが、中村文則のなかではこれが一番気に入った。このテーマでもっと書いてほしい。
読了日:4月13日 著者:中村文則

■キマイラ (11) 胎蔵変 (角川文庫)
以前グリーンマイルがうすーい厚さで少しずつ刊行されたことがあったっけなあ、と思い出した。三冊読んでやっと文庫一冊ぶんくらい進むね。でも直近二巻はかなりの展開で、久鬼の変容も外法絵の表現もよかったよ。九十九と同じで私もどんな生き方をしてもよいんだと思っちゃったね。チベットとか仏教についてはまったく基礎知識がないのでいまいちだった。そのへんもっと踏み込んで読めば面白いんだろうな。あ、亜室のお父さん、こんなに強いとは知らなかった。
読了日:4月13日 著者:夢枕獏

■キマイラ (10) 独覚変 (角川文庫)
表紙は由魅かと思ったら深雪だったのか。キマイラシリーズってページが隙間だらけだからすぐ読み終わっちゃう。倍の厚さでいいよねえ。とはいえこの巻はなかなかの出来映えだ。九番目のチャクラのポーズは間抜けだが。二人は異形の姿から戻れるのか!物語は今度こそ完結してくれるのか??続く。
読了日:4月10日 著者:夢枕獏

■血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)
下巻に入り父子の血と骨のしがらみに加え朝鮮が日本に支配されていたこと、日本社会で生活することの厳しさ、朝鮮半島が分断され故郷や親族とも容易に会えなくなることなどが織り込まれていく。血と骨を捨てることができないのは前の世代までなのか?しかし家族の歴史は消えない。梁石日の文章は決して流暢ではなく時に雑だが生真面目、読むたびに好感が持てる。これ書ききるのに気力を使い果たしただろうな。友を捨てない高さん最後まですごい!!
読了日:4月8日 著者:梁石日

■キマイラ (9) 狂仏変 (角川文庫)
このあたりまで既読なのかな。キマイラ化した久鬼が戻れなくなるところ、大鳳よりも強い人だけに辛かった。ようやく話が核心に。血縁関係も明らかになり、狂仏も登場し、ソーマは咲くし、続きが楽しみだ。あ、九十九は何回もお前は俺が守るって言ってた気がしてたけどこれが初めてだった?
読了日:4月8日 著者:夢枕獏

■血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)
血を、民族を感じたかったので再読。この人の文章は固くて生真面目なところが大好き。けだもののような父を書いた半自伝というのがまず驚きだ。在日朝鮮人の運命に従って血に従って生きていく、その逞しさと強さに圧倒される。この頃の歴史もよくわかっておすすめ。友人を、親族を棄てない、貧しくても助け合う、ここの繋がりの強さに現代の文化との最大の違いを感じる。それにしてもうしおにみたいな父ちゃんだ。でもそれより驚きは高さんの礼儀ただしさと友情を裏切らない心。すごいねえ。こういう夫がほしいね。
読了日:4月6日 著者:梁石日

■デスペレーション〈下〉 (新潮文庫)
再読。今回は裏のレギュレイターズから先に読んだのだが、再読ならこの読み順でもよい気がしてきた。私が子供っぽいからかもだけど・・・邪悪なワゴンが住宅街を襲う!が先の方がデスペレーションの終盤が心に染みいる気がする。事実今回の再読で、キングの初期のホラーホラーしたかんじの印象を持っていたのが覆されたもの。なんだか元気が出てきたぞ。

読了日:4月5日 著者:スティーヴン・キング

■やかましむらの こどもの日 (幼年翻訳どうわ)
やかましむらも今後読んでほしくて前哨戦ということで。やかましむらの小さな赤ちゃんシャスティーンの挿絵がとてもかわいい。こどもたちがこどもの日に一番小さいシャスティーンを喜ばせようと数々の危険な行為をおこしてひやひやする。スウェーデンの小さな小さな村の物語。八才にはちょうどいいかな。大好きです。
読了日:4月4日 著者:リンドグレーン

■ゴハおじさんのゆかいなおはなし エジプトの民話
八才のお誕生日に。ゴハおじさんの間抜けな話なんだが、意外と難しい。読んであげてもオチが半分くらいしかわからないらしいが、それでいいんだよね。一流の訳者が吟味した文章を子供時代に読むのは大事だなと改めて思った。挿し絵がアップリケと刺繍でできていて素敵です。私は気に入った!
読了日:4月4日
著者:デニス・ジョンソン‐デイヴィーズ

▼読書メーター

>
キャプテンモルガンさん エルマー、おいしそうなものがたくさん出てきたのが魅力の一つだったのだと気づきました。長く愛されているのですねー

エルマー 懐かしい

例えば、この記事を書いたのはこんな人

タグ: デスペレーション エルマー キマイラ マーガレットアトウッド 梁石日

  • 記事を友だちにメール
  • 印刷用ページ

春日真人「100年の難問はなぜ解け たのか 天才数学者の光と影」を 読む

  • 2015-07-05 ( Sun ) 08:02
  • 投稿者:
  • 表示回数
    339
ポアンカレはダ・ビンチの如く物理学者で天文学者で哲学者で数学者であるという多彩な才能を持つ天才であり、数学にトポロジー(位相幾何学)という分野を確立した。
1904年彼が50歳の時、「ポアンカレ予想」と言われる問題を提示した。
数学的に表現すると次のようになるらしい。

「単連結な三次元閉多様体は、三次元球面と同相と言えるか」

高校時代まで数学が大の得意だった私にも何のことだかさっぱり分からないしどういう手法でアプローチできるのか想像もつかない。
この問題は宇宙の構造を考える上で重要なキーとなるほど奥深いらしい。

ともあれ、ポアンカレの確立したトポロジーは以後発展し数学界を席巻し、それまで主流であった微分幾何学を過去の遺物に押しやった。
しかし、多くの天才たちが「ポアンカレ予想」の証明(あるいはその否定の証明)に挑んでは失敗するという歴史が100年に亘って築かれたのである。
その経緯も本書には書かれているが省略する。
挙句、1998年アメリカの私設機関クレイ数学研究所が未解決の7大問題(「ポアンカレ予想」を含む)を選び解決した者に100万ドルの賞金を支払うと発表した。

そしてついに、この物語の主役であるロシア人ペレリマンが登場するのだ。
彼は幼少時より神童であり16歳(当時最年少)で国際数学オリンピックに出場し全問正解で金メダルを取っており、1992年26歳の時、ソ連崩壊のためもあり米国ニューヨーク州立大学に奨学研究員として留学した。

ペレリマンはアメリカで超難問と言われていた「ソウル予想」を証明するなど輝かしい業績を挙げいくつかの大学・研究所から教授ポストで招聘されたが留学して3年後それらをすべて断り突然ロシアに帰国した。
彼は決して裕福ではなく質素な生活を営み奨学金も残り故郷に仕送りしていたという。
アメリカでは研究者は優遇されており高額の収入が保証されるが、彼はそれを蹴ったのである。

ロシアに帰国したペレリマンは人が変わったように誰とも交流しなくなり研究に没頭した。
上記100万ドルの懸賞はこの後に発表されたものなので彼の動機が金ではないことは明らかだ。
そして、2002年ついにペレリマンはインターネット上に「ポアンカレ予想」の証明を発表したのだ。
これを見た多くの研究はどうせまた間違いだろうと思ったらしいが、ニューヨーク州立大学で彼と親しかった研究者が発表者の名が彼と知って論文の正しさを確信し彼をニューヨークに招待し講演を依頼した。
彼の講演に多くの数学者が集まったが、トポロジーの専門家たちにはその内容が全く理解できなかったらしい。
何故なら、その証明には彼らが時代遅れと馬鹿にしていた微分幾何学やその他あまり注目されていなかったいくつかの数学分野の手法が複合的に用いられていたからである。

ペレリマン自身、実際には2000年に完成していた証明を2年かけてその正しさを検証してから発表したらしい。
そして、客観的な検証には多分野の数学者が6人寄って3年以上かけて行われたという。
これらの事実からペレリマンの天才ぶりに加え求道者のように真摯な研究姿勢が窺える。

ところが、本当に驚くべきことはここからである。
彼はその証明の正しさが認められ、「数学のノーベル賞」と言われるフィールズ賞の対象に選ばれたが、それを拒否した。
さらに、クレイ研究所の賞金100万ドルも断り、隠棲してしまったのだ。
この本の著者は現地に赴き、ペレリマンの友人や恩師を介して彼への取材を試みたが梨の礫だったという。
彼は名誉も富も拒絶し母親の年金で生活していると言われている。
その理由は謎であるが、新たな難問に取り組んでいるのではないかと憶測されている。

ペレリマン、なんと天才で変人なことよ。
それは私の大好物であり、彼の存在は泣けるほどかっこいい。
本書の表紙にはポアンカレとペレリマンの写真並べて載せられているが、この2人の天才が時空を越えて常人の想像を絶する彼方で想いを交えたと思うとロマンティックでさえある。

余談だが、彼がニューヨークに留学した1年前に私(つー)もニューヨークに降り立っておりその後3年半滞在したので、私たちは同時期にニューヨークにいたことになるわけで少し親近感を持つ。
ちなみに私は本書読了後この感想文を書くのに2週間費やした。

星4つ。

なんか分からんけど、震えるほど感動しました。
もう読まなくてもいいですね。

この本、読みました
いろいろ感じたことや思うことはありましたが、
私には感想文はとてもじゃないけど書けません

私のオツムで読み終えただけでも凄いことだと…

> つーさん 
前にポアンカレの再現ドラマ?のようなものを観たことがあって、それで凄く興味を惹かれたんです。
この本も、書き手によってアプローチもかわるでしょうから、また違う世界が拡がる気がします

【天才】にとても心惹かれます

> 葉月♪さん 

私も上に書きましたように「問題」の内容については全く分かりません。
この本は具体的に分かるような解説はなくて、門外漢に対し大体どのようなものかを説明したのち人間的歴史的側面を記すことが目的という感じでしたね。

> ローラさん 

私の駄文で感動していただき嬉しく思います。
登場人物は偉いですが、この本の著者(東大卒のNHKディレクター)も大したことはないですからね。

> 葉月♪さん 

「天才」だけでも素晴らしいですが、「天才」で変人とくれば堪りません。

例えば、この記事を書いたのはこんな人

タグ: ペレリマン ポアンカレ トポロジー ポアンカレ予想 数学者

  • 記事を友だちにメール
  • 印刷用ページ

30年も前の本「阿波狸列伝」が面 白い

  • 2015-07-05 ( Sun ) 06:35
  • 投稿者:
  • 表示回数
    874
三十数年前に読んだ狸合戦の本。たまたま本棚で見つけて引っ張り出し再読。
ちょっと誤字もあったりするが、これが実に面白い。当時も夢中になった。
阿波狸列伝1・風雲の巻は昭和34年に東京の書房から出版され、その後、昭和54年に
徳島で復刻版で出て、あわせて残りの二巻が出版された。
阿波狸列伝2・変化の巻(昭和54年)と阿波狸列伝3・通天の巻(昭和54年)。
これらは、地方での出版だし、おそらく絶版になっているでしょう。

作者は、三田華子さんという徳島市出身の小説家(1900年-1983年)。一家で東京に移られていたが、戦争中は徳島に一時疎開していたらしい。30歳を過ぎた頃に日本大学文学部へ入学、在学中に小説「石切場」が芥川賞候補にもなったとか。
徳島の民話や伝説に取材した郷土色豊かな作品も書かれています。

ところで、阿波狸合戦というのは、江戸時代末期に阿波国で起きたという狸たちの大戦争の伝説(*)。
映画にもなっています。1939年に新興キネマ「阿波狸合戦
」と1940年「続阿波狸合戦」、1952年には大映「阿波狸屋敷」と1954年「阿波おどり狸合戦」。1958年には新東宝「阿波狸変化騒動」。1994年にはジブリ「平成狸合戦ぽんぽこ(阿波狸合戦の一部)」など。

で、この阿波狸列伝は、伝説・民話「阿波狸合戦」のその後の話になっています。

二回に及んだ四国・阿波での覇権を争う大合戦も終わって平和になっていた狸界だったが、悪行を重ねる妖怪狸が権力を我が物にしようと妖術で暗躍。
以前の狸合戦の後に平和な狸世界を築いた二代目達が、その卓越した仙術と武術を駆使して妖怪狸たちと戦って、再び平和を取り戻します。

物語の舞台は、徳島県の山奥である剣山から高城山轟き九十九滝など広範囲におよんでいます。こちらでの山歩きで親しんでいる場所が次々と出てきて、それもまた楽しい。

*阿波狸合戦のあらすじ
 いまの小松島市に棲んでいた金長狸を大勢の子供達が巣から突き出そうとしているのを通りかかった染物屋茂右衛門が救った。
 恩義を感じた金長が丁稚に憑いて店の繁盛に貢献。何年かたち、金長は自分はまだ無位無官の若造であり、狸としての位を高めるため、いまの徳島市津田町に屋敷を構える阿波狸の総領六右衛門に弟子入り。
 金長の才能はめきめきと伸びていき、六右衛門は密かに金長を恐れて、娘婿に取り込もうとするが、金長は茂右衛門への恩を返すため養子は辞退。
しかし金長をこのまま帰してはいずれ大きな脅威になると、片付けるようとする。
ほうほうのていで自分の家に逃げ帰り、日頃から六右衛門の非道ぶりを好ましく思っていなかった狸たちとともに立ち上がった。
激怒した六右衛門との戦いの火ぶたは切られ、勝浦川を挟みで3日3晩死闘。
そして、遂に金長は六右衛門を討ち取ったが、金長もまた傷つき死亡。
しかしこれで合戦は終わらず、六右衛門の息子千住太郎が武者修行から駆けつけ、敗れ去った六右衛門軍を再召集。二代目金長軍もこれを迎え討つ。
合戦が再開されたが、千住太郎の師匠だった屋島の禿狸が仲裁に入り、人物じゃなく狸品格に優れた千住太郎と二代目金長は平和のために手を結び、ようやく合戦は終結を迎えた。

例えば、この記事を書いたのはこんな人

タグ: 六右衛門 三田華子 金長 阿波狸合戦 阿波狸列伝

  • 記事を友だちにメール
  • 印刷用ページ